澄んだ空気が満ちる冬の日光。幻想的に灯るかまくら祭、静寂の森に立ちのぼる湯けむり、そして囲炉裏を囲んで味わう素朴であたたかな時間。凛とした寒さのなかでこそ感じられる特別なぬくもりが、そっと包み込んでくれます。歴史と自然が織りなす日光ならではの冬の魅力を探しに出かけてみませんか。
日本夜景遺産にも認定された「湯西川温泉かまくら祭」
「湯西川温泉かまくら祭」は、河川敷に並ぶ無数の小さなかまくらに、ひとつずつろうそくの火が灯される幻想的な冬の風物詩です。夜になると、真っ白な雪の大地にぽつりぽつりとあたたかな光が浮かび上がり、訪れる人を優しく包み込むような非日常の絶景が広がります。揺らめく炎はどこか懐かしく、眺めているだけで心が落ち着く癒しの時間に。
平家落人の伝説が息づく平家の里は「湯西川温泉かまくら祭」の会場の一つ。雪に包まれた茅葺屋根の古民家集落に、大小さまざまな“かまくら”にあかりが灯る幻想的な夜。冠雪の中、やわらかな光が平家の里を包み込み、どこか懐かしい、あたたかな雰囲気で人々を出迎えます。古き良き日本の情景がレトロで、SNSでも人気の“映えスポット”として注目を集めており、思わず写真を撮りたくなる瞬間がたくさんです。
【会場】沢口河川敷ミニかまくら会場(無料)
平家の里(有料)
【開催日程】2026年1月30日(金)~3月1日(日)
沢口河川敷:金・土・日
平家の里:毎日開催
【点灯時間】17:30~21:00
竹の美しい灯りで蘇る平家の繁栄、ライトアップ「平家あかり」。かまくら祭に先立ち、湯西川温泉の冬を華やかに彩るライトアップイベント「平家あかり」が開催されます。平安時代の平家の繁栄をイメージした、きらびやかな竹の明かりが幻想的に会場を照らします。
【会場】平家の里会場(有料)
【開催期間】1月25日(日) までの金・土・日に開催
※1月30日からはかまくら祭と同時開催
【点灯時間】17:00~21:00

湯西川温泉に伝わる囲炉裏料理は、山の幸や川魚を炭火で焼き上げる、歴史ある郷土料理。ゆらめく炎の前で過ごす時間そのものが癒しとなり、冬の旅を特別なものにしてくれます。各旅館ではビュッフェ形式から囲炉裏付きの席でじっくり味わえるスタイルまで多彩に提供。猟師が営む宿や温泉自慢の宿など個性豊かな宿が揃い、自分に合った楽しみ方が見つかります。

龍王峡は鬼怒川の渓谷美を間近で楽しめる自然散策の名所。冬は雪が音を吸い込むほど静まり、白銀の幻想的な景色が広がります。五龍王神社大鳥居をくぐり、九十九折りの石段を下りた先にある虹見橋は絶景スポット。散策後は駅前の飲食店で温かい軽食を楽しめます。

野岩鉄道のような旅情あふれるローカル線はもちろん、東武鉄道の特急「スペーシアX」や「リバティ」を利用すれば日光への道程をより便利に、快適にアクセスできます。下今市駅からは、SL大樹・SLふたらも運行。窓越しに眺める雪景色と遠く連なる日光連山が、あなたを温かく迎えてくれます。美しい風景とこれから始まる楽しみを思えば、きっと胸はぽかぽかになるはずです。
かまくらの灯りと温泉の湯けむり、囲炉裏で過ごすひととき。心までほどけるような冬の日光には、また訪れたくなる理由があります。今年の冬はあたたかな魅力あふれる日光で、心と身体が満たされる至福のひと時を過ごしてみませんか。
日光市観光協会
text:KAZUMI KAWAKAM
2026.01.03