都田恵理子のBEAUTY RAW FOOD KITCHEN
都田恵理子の BEAUTY RAW FOOD KITCHEN #16
忙しくてなかなかゆっくり料理ができないSENLY世代のひとも
手軽にキレイになれるための栄養素を体の中からチャージしながら
食する事を楽しめるローフードは、まさにベスト。
「そもそもローフードって美味しいの?」「野菜ばかりで味気なく物足りなさそう」
などのイメージを払拭してくれる、カラフルで満足度の高い美味しいローフードを
ローフードマイスターとして活躍中の都田恵理子さんが、
大人のためのローフード・レシピを公開!
What’s RAW FOOD?
酵素栄養学に基づいてなるべく食材の栄養素を壊さずに、効率よく摂る非加熱の調理。(48度以上の加熱処理をしない)野菜中心で、基本的に肉、魚、乳製品を使わないヴィーガンフードの一種。体内の消化がスムーズになり、脂肪を貯めこまずにエネルギーに変えられる働きをする。心身を美しいバランスに整えることができることから、健康に敏感な海外セレブを始め、世界中で注目されている食のスタイル。
vol.16
身体をやさしく整える
秋の特製ローフード弁当
秋バテから穏やかに回復をサポート!
「和のおかず3品」
暦の上では秋を迎えています。10月は、夏の疲れが残るとともに、この時期特有の不調「秋バテ」は、体調や気分が不安定になりやすく、毎日の食事で徐々に内側から整えるケアが大切になります。季節の変わり目には、体をあたため、腸を整える和のおかず3品にクローズアップしてみました。

ERIKO’S VOICE
「湿度が低くなり、少しずつ空気が秋めいてきました。朝晩と日中の寒暖差が大きくなるこの時期は、なんとなく体が重だるかったり、疲れやすかったりというお悩みを耳にします。
そんな10月の体調管理のカギは、「冷え対策をすること」「腸を整えること」です。
そこで今回は、初秋の不調をやさしくケアする“おかず3品”をご紹介します。
野菜、 発酵食品(梅・甘酒・みそ)、植物性たんぱく質(厚揚げ)をバランスよく取り入れ、体を内側から整えるレシピに仕上げました。行楽も楽しめるお弁当スタイルです」
都田さんオススメの発酵調味料(梅、梅酢、甘酒)
【効果について】
季節野菜のしば漬けは、梅酢と梅肉の酸味が、疲労回復や胃腸のリセットに効果的です。甘酒としょうゆの発酵食品のタレで、体をやさしく温める照り焼きは、厚揚げからは植物性たんぱく質も摂れ、代謝もサポート。にんじんのβカロテンは、夏の間にダメージを受けたお肌や粘膜にもおすすめです。どれも特別な食材を使わず、冷蔵庫にあるもので作れるのも嬉しいポイントです。しば漬けは保存が効きやすいので、作り置きができます。
【注目する成分】
食物繊維:れんこん・厚揚げ・にんじんは、腸内環境の改善、便秘予防に役立つ。
クエン酸:梅は、疲労回復や食欲増進に役立つ。
発酵食品由来の菌:梅酢・みそ・甘酒は、腸内環境を整え、免疫力UPをサポート。
【材料 ※作りやすい量】
〇野菜のしば漬け ※保存期間の目安:3−4日間
なす 1本(縦半分に切り斜めせん切り)
きゅうり 1本(縦半分に切り種の部分をこそげとり斜めにせん切り )
みょうが 2個(斜めせん切り)
しょうが 1片(せん切り)
大葉 3枚(せん切り)
塩 野菜の分量に対して2%
梅肉(ペースト) 大さじ1
梅酢 大さじ1/2
【HOW TO RECIPE】
1.野菜と塩をボウルで混ぜ、5分ほど置き、水分をしっかりと切る。
2.梅肉、梅酢を加えてよく和える。
〇カラフル野菜と厚揚げの照り焼き
【材料】
赤パプリカ 1/2個
ピーマン 1個
れんこん 3cm
厚揚げ(木綿)1枚
〈味付けダレ〉
甘酒 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
きび砂糖 小さじ1/2
【HOW TO RECIPE】
1.味付けダレの材料を混ぜておく。
2.パプリカ、ピーマンは一口サイズに切る。れんこんは、薄切りにする。
3.厚揚げは、下茹でし、水気を切る。
4.熱したフライパンで焼き、タレをからめる。
〇ほっこりにんじんの和ディップ
【材料】
にんじん 100g(いちょう切り)
みそ 20g
酢 大さじ1
ごま油 大さじ1/2
きび砂糖 小さじ1
白すりごま 大さじ1
【HOW TO RECIPE】
1.全ての材料を加え、フードプロセッサーで滑らかにする。
【PROFILE】

ローフードマイスター・PR
都田恵理子
日本の先駆けとなるオーガニックコスメブランドで10年間PRを経験。多忙による体調不良から食生活を見直し、ローフードを取り入れたことで体質が改善。酵素栄養学を学ぶRAW FOODマイスター1級を取得。現在はファッション誌などで、食&美容の情報を発信。感度が高い都田さんがつくるギルティフリーで、見ためも美しくおいしいローフードの魅力を体験できるお料理レッスンも開催。洗練されたテーブルコーディネートにも注目。
Instagram:@erikomiyakoda
photo:ERIKO MIYAKODA
interview/text:MIYUKI NEZASA
2025.10.29