アジアのみならず、世界でも話題となっている韓流ドラマ。その主役を演じる俳優たちはファンミーティングを開催すれば1万人規模のファンが詰めかけるなど、まるでアイドル歌手さながらの人気となっています。そんな俳優たちが出演するドラマや映画。いろいろありすぎて何から観ればいいの? と迷ってしまう方も多いはず。そこでSENLY★韓流サランヘヨでは、旬の俳優とともに、今観るべきおすすめ作品とその見どころについてもご紹介していきます。第18回に紹介するのは、カン・ドンウォンです。
カン・ドンウォンといえば、元祖”顔天才”と呼ばれる韓国のトップスターで、1981年生まれの現在44歳。2004年に『オオカミの誘惑』でデビューするや否や人気を博した彼は、186㎝のモデル並みのスタイルだけでなく、愁いのある眼差しや圧倒的な演技力で映画を中心に20年以上も第一線で活躍し続けています。
日本でも公開された『新感染半島 ファイナル・ステージ』(2020年)や、是枝裕和監督作『ベイビー・ブローカー』(2022年)に出演しているため、ご存じの方も多いかもしれません。そんな映画を主戦場としてきた彼が、約20年ぶりにドラマ主演を務めたのが『北極星』です。
共演は韓国を代表するトップ女優チョン・ジヒョン。さらに監督は、『涙の女王』や『愛の不時着』(共同監督)を手がけたキム・ヒウォン。これほどの顔ぶれがそろえば、本国韓国はもちろん、世界中の韓ドラファンがざわついたのも無理はありません。映画さながらのスケールで描かれるスペクタクル・ロマンス『北極星』の魅力を、早速ひもといていきましょう。

『北極星』ディズニープラス スターにて全話独占配信中 © 2025 Disney and its related entities
このドラマで主人公ムンジュを演じるのは、日本でも大ヒットとなった『猟奇的な彼女』やドラマ『青い海の伝説』で知られる国民的女優チョン・ジヒョン。そして、彼女と恋に落ちる、寡黙ながらも愛する者を命懸けで守り抜くボディーガード、サンホ役を演じるのが、カン・ドンウォンなのです。
集会で射殺された元大統領候補の妻のムンジュ(チョン・ジヒョン)は、夫の遺志を継ぎ、自らが大統領候補として出馬を決意。そして、夫の死の真相を突き止めるなかで、彼女自身も何者かに命を狙われることに…。その危機を救ったのが、脱北者の男・サンホ(カン・ドンウォン)でした。その彼をボディーガードとして雇ったムンジュですが、警戒しながらも、命がけで自分を守り抜くサンホの姿、ムンジュの孤独に静かに寄り添ってくれる彼に徐々に心を開き、いつしか惹かれあっていくのですが、サンホは“ある秘密”を抱えていて。

『北極星』ディズニープラス スターにて全話独占配信中 © 2025 Disney and its related entities
寡黙ながらも鍛え上げられた肉体で、何度もムンジュを救い出すサンホ。その中でも特に話題を集めたのが、第3話の「座席交換」シーンです。選挙運動中の移動列車で、ムンジュの座席に仕掛けられた重量感知型爆弾。体を浮かせた瞬間に爆発するという極限状態のなか、ムンジュを救うため、命懸けで座席を交換するサンホ。体を寄せ合いながら座席を入れ替え、視線が交差するその瞬間は、ラブシーン以上の大人の色気があふれ、“禁断の座席交換”と称されるほど視聴者をくぎ付けにしました。
大人のロマンスに加え、銃撃戦や追跡シーン、さらには巨大潜水艦まで登場する『北極星』は、まるでハリウッド映画を観ているかのような圧倒的なスケール感も魅力です。南北朝鮮の緊張関係や平和統一をめぐる国際的な駆け引き、ムンジュ暗殺を狙う黒幕の存在など、現実の政治情勢を想起させるようなスリリングな展開で、最後まで見飽きることなく一気見したくなるこのドラマ。カン・ドンウォンの魅力にハマること請け合いです!
Profile
韓流ライター 橋本嘉美
「冬ソナ」時代から韓国ドラマを見始め、「私の名前はキムサムスン」でヒョンビンにドはまり。以来、イケメン俳優たちの成長を見続けて早20年ですが、これまでに見たドラマや映画、バラエティは数百本以上。韓国俳優たちのファンミフリークでもあるので、彼らの素顔などもご紹介していきます。
text:YOSHIMI HASHIMOTO
2026.01.14