大河内志保さんのホンキの腸活ビューティ

大河内志保さんのホンキの腸活ビューティ #1

大河内志保さんのホンキの腸活ビューティ #1

40代で腸を崩し、体調が絶不調に
発酵食品に出合い、V字回復を遂げるまで

女性が憧れるスラリとした美ボディに、艶のある髪と肌。エイジレスな健康的な美しさで注目の大河内志保さん。実は40代で腸を崩したことをきっかけに、心身に向き合い「腸活」に目覚めたそう。50代の今、体調もV字回復を遂げたその裏には、発酵食品と出合いがありました。


老犬の介護と仕事の往復で
自分のことは後まわし 
その結果、体にツケが回ってきてしまった

「実は41歳から4年間くらい、飼っていた双子の老犬が病気になって、介護が始まったんです。少し入院している間に認知症になって出てきて、それからは私がひとりで食事の管理や家で点滴をする日々。そんな中もう一匹も病気になってしまって。一匹を救急で病院に連れて行ったと思ったら、もう一匹も……みたいな。遊ぶ時間もなく、綱渡りの日々。仕事と介護で、寝る暇もなく時間を過ごしていました」

──そんな忙殺した時間を送る中、自身の体に無理が生じたのか、
今度は大河内さんが体調を壊してしまう。

「いざ、自分が病気になってしまうと、自分のことは適当にしてしまったんです。例えば熱が出たら、“薬で止めておけばいいわ”とはじめは軽い感じだったのですが、気が付いたら抗生物質を多く摂るような生活になっていたんです。ずっと家の中で座って看病していたのも、よくなかったのだと思います。自律神経が乱れて蕁麻疹や下痢になることも多く、ひどいときは、救急車で運ばれて入院したことも何度かありました」

薬では解決されず、
腸活にたどり着き、体調もV字復活!


知り合いのレストランで料理の腕を振るうことも。

「病院で処方された薬を飲んでも全く改善されず、原因不明の体調不良にずっと悩んでいました。あるとき直感で“あっ、これは薬では解決されないな”と思い立ち、食事をいちから見直すように。自然なもので腸活ができるものって何だろうって思ったときに、発酵食にたどり着きました。それが今から4年くらい前になります」

──そこから大河内さんは病気をきっかけに発酵食を学びたいという思いから、金沢の「発酵食大学」で本格的に学ぶことに。さらに本格的に様々な角度から勉強を重ね、今では空気中の天然菌で味噌や醤油を作る本格的な研究員として入るようになるまでになります。

天然菌の麹を求めて
ひとりで地方に出向く


「市販で売られているものは、パワーが弱いということを知り、やはり天然菌がいいんです。東京で作るにはやはり環境的に難しいと思って、麹菌を天然で作っている職人さんを独自で調べました。残念ながら、すでに日本では多くの会社が潰れてしまっていたのですが、とある地方にひとりいらっしゃったんです。早速現場に出向き、コンタクトを取ったのですが、一切取材を受けていないということで、一度は断られました。そこからなんとかコミュニケーションを取りたい一心で、その会社の素晴らしい商品をたくさん注文しました。自分も麹が欲しいので、信頼関係を得てから、もう一度外で構わないのでお会いしたいとお願いしたんです。この伝統的な製法を作ってくださったお礼をお会いしてお伝えたいと。というのも、外で会うと私が会社の中に入ってしまうと、私の持っている菌を持ち込んでしまって、中の菌が壊れてしまうんです。その思いが通じたのか、何とか外でお会いすることができ、いろいろなお話を伺うことができたんです。なぜ、天然菌で麹を作ろうと思ったのか、やっぱり私が思っていた通りだったんですね」

日本の伝統調味料を
後世にも伝えていきたい


「勉強していくうちに、本当に効く菌を摂取したいという気持ちが強くなっていきました。現代の日本では希少になっている、日本古来の天然菌をおすそ分けしていただきたいとお伝えしました。ただ何でその会社が宣伝しないかというと、ちょっとしか麹は作れないため、問い合わせが殺到されると困るとのこと。美味しさにこだわり、納得しないときは3分の2を破棄してしまうこともあるそうです。通販でもすぐに売り切れてしまうので、ひっそりと経営されているということだったのですが、後世の子供たちのためにも日本の伝統調味料を廃れさせたくないという私の思いが通じたのか、おすそ分けしていただいたんです」

大河内さん自家製のレモン塩麴。

余ったお刺身でつくった「マヌカハニー黒しゃりちらし」で腸活免疫アップ!

腸はメンタルと深い関わり
があるんです

「腸活は子供の頃から脳神経にすごく関わっているんですね。“脳腸相関”といって性格や気分を作っているので、うつ病が治ることもあるそうなんです。日本の伝統調味料の素晴らしさを知ってしまった今、私と関わってくれた方はもちろん、少しでも興味を持っていただいた方にはお分けしていきたいですね。調味料を天然で作ることをお伝えする小さなイベントを、これからやっていこうと思っています」

次回はさらに発酵食品の魅力についてフカボリします。
            

【PROFILE】
大河内志保/発酵食の素晴らしさを伝える一環として、発酵食のレッスンサロンを少人数でスタート予定。インスタグラムで告知するので要チェック。著書に『人を輝かせる覚悟 裏方だけが知る、もう1つのストーリー』(光文社)がある。5/28に“美食×学び×体験”をコンセプトにしたwellness不定期プライベートレストラン『ô i ci 』がオープン。(※5/28分は既に募集終了。次回開催日はインスタグラムで告知)
Instagram:@okouchi_shiho

text:Miyuki Nezasa

 

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