画像提供:石川県観光連盟
2024年開園150周年を迎えた石川県金沢市の特別名勝兼六園。江戸時代の代表的な大名庭園として、加賀歴代藩主により、長い歳月をかけて形づくられてきました。春は桜、夏は生い茂る緑、秋は紅葉、冬は雪吊りと、四季折々の景色が楽しめる日本三大庭園の一つ。三金沢市の中心部に位置し、多くの県民や世界各国の観光客に親しまれています。
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広大な土地に、池、築山、御亭を配置した、廻遊式の庭園の要素を取り入れながら、様々な時代の庭園手法をも駆使して総合的につくられた庭です。いくつもの池と、それを結ぶ曲水があり、掘りあげた土で山を築き、多彩な樹木を植栽しているので、「築山・林泉・廻遊式庭園」ともいわれています。
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例年、11月からモミジが徐々に色付けはじめ、11月下旬までが紅葉の見どころで、松の緑と紅葉が織りなす美しいコントラストが楽しめます。
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また、北陸の湿った雪の重みから木の枝を守る為、11月から樹木に施される美しい円錐形の「雪吊り」は金沢の冬の風物詩で、園内は趣きのある風情に包まれます。
画像提供:金沢市
週末にはライトアップ、毎週土曜日には園内で特別演奏会も行われ、美しい音楽とともにも紅葉と雪吊りの共演を堪能でき、幻想的な夜の庭園散策もおすすめです。
画像提供:金沢市
さらに冬になると雪に覆われ、秋とは趣の異なる美しい白銀の世界が広がります。
自然が描き出す色彩豊かな表情を愉しみに、季節ごとに旅するのも大人の醍醐味では。
特別名勝兼六園
石川県金沢市兼六町1
076-234-3800
【ライトアップ開催日時】
10月4日(金)~12月7日(土)の金土、11月3日(日)
10月18日~12月7日は18:00~20:45。※閉園21:00