美容皮膚科が増えている今、肌悩みを相談しに行きたいけれど、どこがいいのか、どんな先生がいるのか、不安はありませんか? そんなSENLY読者のために、編集部が選りすぐりの12人の美しいドクターに取材。どんなクリニックでどんな施術をしてもらえるのか、先生方のキレイの秘密は何なのか。SENLY編集部の植松晃士がいろいろなお話を伺います!
第11回目は東京・江東区 清澄白河 水谷皮フ科クリニック 清澄白河院 院長の水谷 治子先生です。
「コロナ明けで活動レベルが上がった今、
免疫が下がることでさまざまな肌症状に悩む人に
地域密着型のクリニックとして貢献したい」
水谷皮フ科クリニック 清澄白河院
水谷 治子先生
2024年5月に新たにオープン。
3院目となる清澄白河院
「ホームページを拝見していたら、同じ名前のクリニックが数軒あって…」(植松)
「そうなんです。2012年に開院したのが、住吉院です。かれこれ13年ほど経ちますね。そしてクリニック名は違うんですが、自由が丘に開院。今回が3院目となります」(水谷先生)
「続々とすごい! こちらが一番新しいクリニックですね」(植松)
「2024年5月に開院しました。住吉院が少し駅から離れていることもあり、より駅近の清澄白河で開業することにしたんです」(水谷先生)
「わりと近い場所での開院ですが、患者様の層は違ったりしますか」(植松)
「清澄白河というおしゃれな土地柄なのか、さらに美容意識が高い方がいらっしゃるような気がします。保険診療も含め、シミやしわ、ニキビといったお悩みで来院される30代以上の方が多い印象です」(水谷先生)
大人世代に多い肝斑悩みは
自分の判断でケアするのはリスキー
「最近、患者様の肌悩みで多いものは何ですか?」(植松)
「コロナの時期もそうだったんですが、マスクによるニキビや肌荒れは多いです。また、大人世代だとマスクの擦れによる肝斑」(水谷先生)
「濃くなってしまうんですよね」(植松)
「やはり肌への刺激によって濃くなりやすいです。そういった方には、トランサミンやビタミンCの内服、ピーリングやレーザートーニングなどで対応しています」(水谷先生)
「隠れ肝斑の人もきっと多いですよね。ただ、肝斑なのかどうかわかりにくいから、ドラッグストアで簡単に薬を買って塗ったり飲んだりする人もいるみたいですけど、クリニックで診てもらったほうがいいですよね」(植松)
「おっしゃる通りです。シミや肝斑などは診断しないとわかりにくいもの。また、大人になるといろいろな状態が重なっていたりするので」(水谷先生)
「薬は飲み合わせもあると思うので、リスクにならないようにしたいですし」(植松)
コロナ後で増えた肌悩みも。
あらゆる方法で対処していきたい
「リスクといえば、コロナ明けで活動レベルが上がったことで、感染症のリスクも上がっているのが現状のひとつの特徴です。今まで活動自粛していたのが、急に人の流れもできて、無菌状態に近かったからちょっとしたことでも重症化しやすい」(水谷先生)
「肌にも感染症?どういう肌疾患が増えてますか?」(植松)
「とびひ、手足口病や水疱瘡による肌疾患は前よりも多い気がします」(水谷先生)
「地域密着のクリニックだと赤ちゃんからお年寄りまで来院されるから、そういった面も見えるんですね」(植松)
「さまざまな症状に対して診察し、解決に向けたお手伝いができるようにしています。地域密着でいいところは、ご近所の方が多いので気軽にご来院いただけるのも良い点かもしれません。若い方にも、親戚のおばちゃんみたいなノリで来院してもらえると嬉しいですね(笑)」(水谷先生)
マスクによるニキビや肌荒れには
ダウンタイムが少ない窒素プラズマ
「さきほど、肝斑のほかにニキビや肌荒れも増えているとおっしゃってましたが、そういった方におすすめの施術はありますか」(植松)
「いろいろと対処法はありますが、ネオジェンという窒素プラズマ(ネオジェンPSR) のマシンを用いた最新の美肌治療があるんです」(水谷先生)
「窒素? プラズマ? それはどういった治療なんですか」(植松)
「窒素プラズマはターンオーバー促進作用があるということで、ノズルから窒素プラズマを照射することで、停滞したメラニンを排出してキメやくすみを改善するというメカニズムです」(水谷先生)
「美白効果も期待できる?」(植松)
「そうですね。また、アクネ菌などの殺菌作用もあるし、毛穴引き締め効果があるということで、ニキビを早く改善させて赤みなどを正常化させます」(水谷先生)
「痛みなどはあるんですか?」(植松)
「ハイパワーになると麻酔が必要になりますが、そうでなければじわじわと熱を感じる程度で、ダウンタイムもほぼありません」(水谷先生)
「窒素プラズマによる熱作用ということなら、コラーゲンやエラスチンなどにも作用してエイジング効果も期待できそう!」(植松)
窒素プラズマ(ネオジェンPSR)
365日の日焼け対策は必須。
飲む日焼け止めも大活躍!
「先生ご自身のスキンケアを教えてください」(植松)
「とにかく日焼けしやすい、黒くなりやすいので、1年中日焼け止めと美白ケアは欠かせません。紫外線の影響で肝斑が出やすいので、TAホワイトクリームを使っています。特に春から夏は、飲む日焼け止めも。ヘリオケアとプロテクサンプラスの2種類を飲んでいます。でも、うっかり焼けしちゃいますけどね」(水谷先生)
「飲む日焼け止めの効果は大きいのですか?」(植松)
「日焼け止め対策はいろいろとやっているので、これだけで効果が出ているとは言えないかもしれませんが、個人的には飲んでいるほうが日焼けしにくいような気がします。もちろん、内と外のダブルケアが必要にはなります」(水谷先生)
「肝斑が濃くなるのも紫外線が原因のひとつだから、気になる方は飲む日焼け止めも考えてみたらいいいかもですね」(植松)
メラニンの生成を抑えるトラネキサム酸配合。
プラスリストア TAホワイトクリームMD(医薬部外品)10g
¥2,750(税込)
飲む日焼け止めは、UVアイテムの塗り忘れや塗りムラ、塗布しにくい部位の防御に最適。
ヘリオケア ウルトラD 30粒
¥7,560(税込/編集部調べ)
プロテクサンプラス 30粒
¥6,480(税込)
3院掛け持ちで子育てや家事も。
ストレスはゴルフで発散!
「先生はお子さんもいらして、3院も経営してらして、まるでお休みがない状態じゃないですか」(植松)
「確かにすごく忙しいですね。一応木曜日は休診日なんですが、やることはいろいろありますので」(水谷先生)
「ストレスが溜まりやすいですよね。どうしているんですか」(植松)
「ゴルフが好きなので、時間ができたら近所でゴルフの練習をしています。パワースイングで(笑)」(水谷先生)
「あら、いいですね。パワースイング。一気にストレスが解消されそう(笑)!」
「それこそ、日焼けしないよう完全防備で。」(水谷先生)
お話を伺った先生
水谷皮フ科クリニック 清澄白河院
水谷 治子先生
東京医科大学 卒業。東京医科大学病院皮膚科、東京医科大学霞ヶ浦病院、
板橋中央総合病院、春日部中央総合病院 皮膚科部長を経て、
水谷皮フ科クリニック住吉院、Mスキンケアクリニック自由が丘院、
水谷皮フ科クリニック清澄白河院。
医学博士
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
日本レーザー学会認定 レーザー専門医
日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医
日本臨床皮膚科医会 会員
日本美容皮膚科学会 会員
日本皮膚免疫アレルギー学会 会員
水谷皮フ科クリニック清澄白河院
東京都江東区白河1-6-2 清澄白河メディカルブリッジ5,6階
03-5245-4112
https://mizutani-hifuka-ks.com/
text:ERI NAKAO
『美神ドクター12人に聞く!イマドキ美容通信』