FOOD
都田恵理子の BEAUTY RAW FOOD KITCHEN #12

忙しくてなかなかゆっくり料理ができないSENLY世代のひとも手軽にキレイになれるための栄養素を体の中からチャージしながら食する事を楽しめるローフードは、まさにベスト。
「そもそもローフードって美味しいの?」「野菜ばかりで味気なく物足りなさそう」などのイメージを払拭してくれる、カラフルで満足度の高い美味しいローフードをローフードマイスターとして活躍中の都田恵理子さんが、大人のためのローフード・レシピを公開!
What’s RAW FOOD?
酵素栄養学に基づいてなるべく食材の栄養素を壊さずに、効率よく摂る非加熱の調理。(48度以上の加熱処理をしない)野菜中心で、基本的に肉、魚、乳製品を使わないヴィーガンフードの一種。体内の消化がスムーズになり、脂肪を貯めこまずにエネルギーに変えられる働きをする。心身を美しいバランスに整えることができることから、健康に敏感な海外セレブを始め、世界中で注目されている食のスタイル。
vol.12
梅雨時期のコンディションを整える
特製冷製スープ
初夏を彩る
フルーツトマトとスイカのガスパチョ
梅雨の時期は、気候の変化が激しく、体調を崩しやすい季節です。特に日本独特の温度の高さや気圧の上下により、だるさや疲れを感じやすくなり、免疫力も下がりやすくなると言われています。6月下旬には、早くも近畿地方が梅雨明けし、本格的な暑さが到来。熱中症のリスクも高まります。そんな季節におすすめするのは、夏の始まりに旬を迎える野菜や果物。栄養と水分補給に優れ、身体の内側から美容と健康をサポートしてくれますよ。
ERIKO’s VOICE
「ガスパチョといえば、トマトをベースにしたスペインの伝統的な冷製スープです。
でも実は、スイカなどの果物を加えることで、ぐっと華やかで食べやすいアレンジが楽しめます。今回ご紹介するのは、フルーツトマトとスイカを使った爽やかなガスパチョ。トマトのほどよい酸味と、スイカのやさしい甘みが絶妙にマッチして、おもてなしにもぴったりの一品です。
この2つの食材には、夏の体調管理にうれしい栄養素も豊富に含まれています。
赤い色素に含まれるカロテンやリコピンは、紫外線によるダメージの予防や夏バテ対策に効果的。さらに、果肉や皮に多く含まれるカリウムは、体内の余分な塩分を排出し、むくみの予防にも役立ちます」
【効果について】
最近は、冷房による「冷え」も見逃せません。身体が必要以上に冷えることで、血行不良や自律神経の乱れにつながることも。そんなときは、スパイスを取り入れることで、身体の内側から温める工夫をしてみましょう。カイエンペッパー(唐辛子のみを乾燥)を加えると味のアクセントにもなります。
【注目する成分】
カロテン・リコピン:強い抗酸化力、疲労回復を促す。
カリウム:利尿作用により、細胞内の水分調整をする。
【材料 ※2名分】
スイカ(皮と種をとる) 200g
フルーツトマト(へたをとる) 中サイズ2個 約180g
オリーブオイル 少々
塩 少々
バジルの葉 適量
カイエンペッパー 少量(なくてもOK)
【HOW TO RECIPE】
1.トマトとスイカは、ざく切りにする。
2.ブレンダーまたはミキサーで攪拌し、グラスに注ぐ。
3.上からオリーブオイルと塩を散らし、バジルの葉を飾る。
4.お好みでカイエンペッパーをトッピングする。
【PROFILE】
ローフードマイスター・PR
都田恵理子
日本の先駆けとなるオーガニックコスメブランドで10年間PRを経験。多忙による体調不良から食生活を見直し、ローフードを取り入れたことで体質が改善。酵素栄養学を学ぶRAW FOODマイスター1級を取得。現在はファッション誌などで、食&美容の情報を発信。感度が高い都田さんがつくるギルティフリーで、見ためも美しくおいしいローフードの魅力を体験できるお料理レッスンも開催。洗練されたテーブルコーディネートにも注目。
Instagram:@erikomiyakoda
photo:ERIKO MIYAKODA
interview/text:MIYUKI NEZASA