FOOD
都田恵理子の BEAUTY RAW FOOD KITCHEN #14

忙しくてなかなかゆっくり料理ができないSENLY世代のひとも
手軽にキレイになれるための栄養素を体の中からチャージしながら
食する事を楽しめるローフードは、まさにベスト。
「そもそもローフードって美味しいの?」「野菜ばかりで味気なく物足りなさそう」
などのイメージを払拭してくれる、カラフルで満足度の高い美味しいローフードを
ローフードマイスターとして活躍中の都田恵理子さんが、
大人のためのローフード・レシピを公開!
What’s RAW FOOD?
酵素栄養学に基づいてなるべく食材の栄養素を壊さずに、効率よく摂る非加熱の調理。(48度以上の加熱処理をしない)野菜中心で、基本的に肉、魚、乳製品を使わないヴィーガンフードの一種。体内の消化がスムーズになり、脂肪を貯めこまずにエネルギーに変えられる働きをする。心身を美しいバランスに整えることができることから、健康に敏感な海外セレブを始め、世界中で注目されている食のスタイル。
vol.14
焼かないのに、
とびきり満たされるキウイのロータルト
酵素や栄養素を生でチャージできる
ローフードは夏にぴったり!
夏の暑い時期は、私たちの体が自然と活性化し、心も身体も動きやすくなる季節。
だからこそ、消化に負担をかけず、エネルギー効率のよい食事を心がけたいものです。
野菜や果物には、暑さで火照った体を内側からクールダウンさせてくれる水分が豊富。
さらに、酵素や栄養素をそのままチャージできるのです。
「生」のままいただくローフードは、まさに夏にぴったりの食べ方です。
火を使わないレシピには、夏バテ前に体をやさしく整えるヒントが詰まっています。
ロースイーツで軽やかに、心地よく過ごしてみませんか。
ERIKO’S VOICE
酵素もビタミンもそのまま!
夏の元気と美容をバックアップする
爽やかスイーツ
「今回のスイーツレシピは、冷やして美味しいだけでなく、紫外線や暑さ、乾燥による夏のダメージから、肌や腸、代謝といった“内側の美しさ”をサポートするのがポイント。
抗酸化作用のある果物やナッツ、ドライフルーツを使い、砂糖も小麦も不使用。それでもしっかり満たされる、低GI値&グルテンフリーでおいしさも叶えられます。
夏は冷凍保存で2〜3日可能。私は、来客や仕事の合間など、おやつを食べたい時にいつでも気軽に食べています。フィリングがシャリっとしたシャーベット状態でも、溶けかかっても美味しいですよ」
【効果について】
消化に負担をかけにくい点では、胃腸にやさしく、疲れた身体でもスムーズに受け入れられるため、胃もたれや重さを感じにくく毎日続けやすい食材を選びました。体内で素早くエネルギー源となることで、疲れにくく元気を保ちやすいのもポイントです。
【注目する成分】
ビタミンC・ポリフェノール:抗酸化、老化防止の効果が期待できる。
ココナッツ:ほのかな甘みとトロピカルな香りで満足感を高める。
【材料 ※作りやすい量 直径10センチのタルト型2台分】
【クラスト】
デーツ(種を除き刻む) 20g
クルミ(生) 50g
ココナッツファイン(フレーク) 20g
【フィリング】
キウイ(グリーンorゴールド) 1個
パイナップル 50g
レモン果汁 小さじ1
【飾り用】
キウイ 1個 (スライス・なくてもOK)
【HOW TO RECIPE】
〇クラスト
1.フードプロセッサーまたはミルサーにデーツを入れ、ペースト化する。
2.1.に、クルミを加え、粉状に近くなるまで混ぜる。
そこに、ココナッツファインを加え、軽く混ぜ合わせる。
3.タルト型に手でしっかり押し固め、底と縁を均一に整える。
〇フィリング
1.果物の皮を剥いて取り除く。
2.ブレンダーまたはミキサーに全材料を入れ、混ぜ合わせる。
3.クラストに流し入れて一時間ほど凍らせる。
4.お好みでキウイをトッピングして再冷凍する。
【PROFILE】
ローフードマイスター・PR
都田恵理子
日本の先駆けとなるオーガニックコスメブランドで10年間PRを経験。多忙による体調不良から食生活を見直し、ローフードを取り入れたことで体質が改善。酵素栄養学を学ぶRAW FOODマイスター1級を取得。現在はファッション誌などで、食&美容の情報を発信。感度が高い都田さんがつくるギルティフリーで、見ためも美しくおいしいローフードの魅力を体験できるお料理レッスンも開催。洗練されたテーブルコーディネートにも注目。
Instagram:@erikomiyakoda
photo:ERIKO MIYAKODA
interview/text:MIYUKI NEZASA