FOOD
都田恵理子の BEAUTY RAW FOOD KITCHEN #13

忙しくてなかなかゆっくり料理ができないSENLY世代のひとも手軽にキレイになれるための栄養素を体の中からチャージしながら食する事を楽しめるローフードは、まさにベスト。「そもそもローフードって美味しいの?」「野菜ばかりで味気なく物足りなさそう」などのイメージを払拭してくれる、カラフルで満足度の高い美味しいローフードをローフードマイスターとして活躍中の都田恵理子さんが、大人のためのローフード・レシピを公開!
What’s RAW FOOD?
酵素栄養学に基づいてなるべく食材の栄養素を壊さずに、効率よく摂る非加熱の調理。(48度以上の加熱処理をしない)野菜中心で、基本的に肉、魚、乳製品を使わないヴィーガンフードの一種。体内の消化がスムーズになり、脂肪を貯めこまずにエネルギーに変えられる働きをする。心身を美しいバランスに整えることができることから、健康に敏感な海外セレブを始め、世界中で注目されている食のスタイル。
Vol.13
ジメジメした梅雨に
爽やかな夏野菜のピクルスレシピ
食欲がないときも
無駄なくおいしく手軽に!
”夏野菜のカラフルピクルス”
梅雨の時期は、気候の変化が激しく、体調を崩しやすい季節です。特に、温度の高さや気圧の上下により、だるさや疲れを感じやすくなり、免疫力も下がりやすくなると言われています。すでに6月中旬には、真夏日を迎え熱中症警戒アラートが発表されました。この夏も厳しい暑さになりそうです。そんな季節におすすめするのは、夏の始まりに旬を迎える野菜や果物。栄養と水分補給に優れ、体の内側から美容と健康をサポートしてくれますよ。
ERIKO’s VOICE
「梅雨時期の晴れ間が恋しくなる季節ですね。蒸すような湿気で食欲が落ちがちな日には、口の中がキュッと目覚めるような、さっぱりとした一品が欲しいものです。
今回のピクルスは、下茹でや下漬けのいらない手軽なレシピ。冷蔵庫での保存が効いて、副菜やおつまみにもなります。野菜のシャキシャキ感や香りを楽しめて、市販品よりも素材本来の風味が感じられます。我が家では、ちょっとだけ余った野菜もピクルス液に漬けて活用しています。冷蔵庫の整理にもなり、環境にもお財布にもやさしいので、ちょっと良いことをした気分になれる嬉しいレシピです」
【効果について】
手作りのピクルス液の良いところは、保存料や香料などを使わず、素材と調味料だけ。身体にやさしく安心感があります。お酢の種類や甘さの加減、スパイスの量などは、体調や好みに合わせてアレンジができます。
【注目する成分】
カロテン・リコピン:免疫力を高め、美肌をつくり、老化防止の効果が期待できる。
ファイトケミカル:イライラを鎮め、食欲を増進させる作用を持つ。
【材料 ※作りやすい量】
にんじん 1/2本
パプリカ 1/4個
ズッキーニ 1/4本
セロリ 5cm
きゅうり 1/2本
〇ピクルス液
お好みの酢 150ml
水 100ml
きび砂糖 大さじ3
塩 大さじ1/2
白粒胡椒(または黒粒胡椒)6粒
にんにく 1片
ローリエの葉 1枚
鷹の爪 1本
【HOW TO RECIPE】
1.にんじんは、食べやすい大きさで3mmほどの薄切りにする。
2.パプリカは、種とヘタを取り、乱切りにする。
3.ズッキーニ、セロリは5mmの厚さに切る。
4.きゅうりは、スティック状に切る。
5.ピクルス液の全ての材料を小鍋に入れ、中火にかけ沸騰したら火を止める。
6.5ににんじんを加え、人肌になるまで粗熱を取る。
7.残りの野菜全てとピクルス液を清潔な保存容器に入れて一晩漬け込む。
【PROFILE】
ローフードマイスター・PR
都田恵理子
日本の先駆けとなるオーガニックコスメブランドで10年間PRを経験。多忙による体調不良から食生活を見直し、ローフードを取り入れたことで体質が改善。酵素栄養学を学ぶRAW FOODマイスター1級を取得。現在はファッション誌などで、食&美容の情報を発信。感度が高い都田さんがつくるギルティフリーで、見ためも美しくおいしいローフードの魅力を体験できるお料理レッスンも開催。洗練されたテーブルコーディネートにも注目。
Instagram:@erikomiyakoda
photo:ERIKO MIYAKODA
interview/text:MIYUKI NEZASA