おいしい日本茶として真っ先に思い浮かぶのが「一保堂」。その日本茶専門店「一保堂」青山店が、東京・南青山の根津美術館のほど近くにオープンしました。1717年に京都で創業した「一保堂」。渡辺利兵衛が拓いた「近江屋」からはじまり、幕末には山階宮(やましなのみや)より、「お茶がおいしいので、これからはお茶一つを保ちなさい」との思いを込めて「一保堂」の屋号を賜ったのだとか。以来300年、時代に寄り添いながらお茶の魅力を伝え続けてきた「一保堂」が東京の旗艦店としてオープンさせたのが青山店です。階段を上がった2階の扉を開けると、やわらかな曲線を描く大きなウッドテーブルや光が注ぐ大きな窓が印象的なモダンな空間が広がります。「都会の中⼼で静かに茶葉と向き合うひとときを内装にこめた」というだけあり、落ち着いた店内ではゆったりした時間が過ごせます。

喫茶室では、お茶とお菓⼦はもちろん、⼩腹がすいた時の軽⾷メニューも味わえます。なかでも必見なのは、青山店限定メニュー。たとえば、CrēAPA主宰・田中博子さんのジャムを添えた〈パン屋塩見〉のトーストセット(¥1,980)や福岡で人気の「だしいなり海木」と日本茶を合わせたセット(¥1,980)が味わえるのもここだけだそう。また、抹茶をはじめ、⽟露、煎茶、ほうじ茶、⽞⽶茶など、多種類の⽇本茶を取り揃えていたり、お茶の時間を⼼地よくする道具類も販売しているため、贈り物選びにも最適です。
青山でほっとひと息つきたいときの新しいアドレスに、「一保堂」青山店を加えてみませんか?

一保堂茶舗 青山店
東京都港区南青山4-23-6 2F
営業時間:10:00〜18:00(L.O. 17:30)
定休日:月曜
text:YOSHIMI HASHIMOTO
2025.10.24