新鮮な刺身を食べるとき、ぜひ使ってほしい醤油を紹介します。香川県小豆島にあるヤマロク醤油の「鶴醤(つるひしお)」です。ヤマロク醤油は、100年以上前に建てられた蔵の中で、杉の木桶を使って醤油を造る老舗の醸造所。蔵の中には昔ながらの酵母菌や乳酸菌たちが暮らしていて、木桶は彼らにとって最高に居心地のよい“お家”なのだとか。天然ものの蔵や桶は管理が難しいのですが、出来上がった醤油には、いつもの醤油にはない旨みが濃縮されています。「鶴醤」は深い色合いなのですが塩分が少なく、そのまま舐めると醤油らしいしょっぱさがなくて不思議な感じ。しかし刺身につけると魚の味にコクと旨みが生まれて、いつもの何倍も美味に。本物の醤油を味わってみたいという人は、ぜひ試してみて。
鶴醤
145ml ¥810(税込)
500ml ¥1,944(税込)
ヤマロク醤油
https://yama-roku.net/
text:YUMIKO KAZAMA