時折感じる温かな風や明るい太陽など、春の兆しが感じられる季節になりました。重いアウターを脱いで軽やかなファッションを着替えるとなると、気になるのがアクセサリーの纏い方です。目立ちすぎると品がないように思えるし、繊細すぎると貧相に見える気がするし。
そんな、大人が気になるアクセサリーのつけ方アレコレを、アクセサリーブランド「La Soeur(ラ・スール)」デザイナーである馬場智子さんに伺いました。こなれ感のあるアクセサリーの選び方って? 今トレンドの素材とは? 耳もと、首もと、腕、3つの部位を飾るコツを、お教えします。大人の女性が耳もとにつけるアクセサリーは、大ぶりなほうが素敵と馬場さん。
「年を重ねるとまぶたが下がって目が小さくなったり、唇がしぼんできたり、なにかとパーツが小さくなりがち。肌もツヤが損なわれて、お顔全体が寂しい印象になってしまいます。その寂しさを補うのが、耳飾りの役割。だから小さなものより大きなアイテムのほうが、その人の美しさを際立たせてくれるんです」

華やぎを添えるメタルをチョイス
素材は、存在感のある金属がおすすめ。
「肌にツヤを補う意味もあるし、最近はメタル質感がトレンドなんです。色味は、ゴールドでもシルバーでも
OK。イエベ肌だからゴールドをつけたいとか、ブルベ肌だからシルバーアクセをつけなきゃとか気にする人もいますが、そんなのはナンセンス。アクセサリーは楽しむものなので、好きなものを選びたいですよね。それに、自分の好みに従っていると、自然と似合う素材を選んでいる人が多いんです」
アクセ初心者はイヤカフがおすすめ
ここで馬場さんから、初心者におすすめな耳もとアクセサリーとしてイヤカフの提案が。
「アクセサリーになじみがないなら、ピアス穴がなかったり、昔は開けていたけどふさがってしまった、という人が多いはず。今さらピアス穴を開けるのは大変だけど、イヤカフなら簡単に装着できます。片耳には大きなイヤカフをつけて、逆の耳には小ぶりのアイテムを飾るとか。イヤカフはイヤリングよりデザインの自由度が高いし、素敵なものがたくさん出ているのでぜひチェックしてみて」

アシンメトリーでこなれ感を
左右の耳で違うものをつけてもよいの? なんて心配は無用。片方ずつ異なるデザインのアイテムを身につけるのが、むしろおしゃれなのだそう。
「アシンメトリーって、今旬なんですよ。左右できっちりかっちりそろえると、なんだか面白みがない。わざと別々なアイテムをつけて“抜け”をつくると、大人ならではのこなれ感が出てきます」

馬場さんおすすめのイヤカフ

La Soeur
Ete 3Dイヤカフ(ゴールド
/シルバー)
¥
6,600~
7,700(税込)
https://la-soeur.shop/items/63bcbf2242935114c9134d1b
La Soeur プロデューサー
馬場智子さん
ジュエリーデザイナー。旅行で訪れたインドやアリゾナの文物にインスピレーションを得てジュエリーをデザイン。アクセサリーを基準に毎日のコーディネイトをするほどの装身具好き。スタイリッシュなファッションにも注目が集まる。