日本酒を造り続けている黒龍酒造を擁する石田屋二左衛門が創造した「ESHIKOTO」は、ブランドであるのと同時に、永平寺町に誕生したお酒を核に福井を中心とした北陸の文化を伝える場所です。「えし」は古い言葉では「良い」と言う意味。「えしこと」とは「良し事」。逆に読むと「とこしえ(永)」になり、「永久の豊かな時間」という想いが込められています。
写真:ToLoLo studio
そんな食と文化の発信施設「ESHIKOTO」の隣に、オーベルジュ「 歓宿縁 ESHIKOTO(かんしゅくえん えしこと)」が2024年11月26日にオープンしました。
歓宿縁という名前は、仏教用語で「めったにないこのご縁を歓ぶ」ことを意味します。温泉露天風呂付きの100㎡前後の広々としたヴィラ8棟とレストラン、バーが一体となり、九頭竜川に面した自然の中で特別な時間を満喫できます。
歓宿縁の監修・アートキュレーションは、陶芸家・造形作家の内田鋼一氏、バーエリアのデザイン監修を橋本夕紀夫デザインスタジオが担当、家具は、ザ・コンランショップがセレクトしました。
夕食は、北陸ミシュラン一つ星の小松辰平氏が手がける日本料理や食べログフレンチWEST百名店2023やゴ・エ・ミヨに選出される気鋭の若手シェフ、濱屋拓巳氏によるフレンチが提供されます。
翌朝には土鍋で炊いた福井県産コシヒカリをはじめ、地元食材をふんだんに使用した濱屋拓巳シェフ監修の和食が用意されます。
冬には美しい景色、春には心なごむ桜など、四季折々に表情を変える浄法寺山の麓。自然豊かな山間のオーベルジュで九頭竜川を眼前に望みつつ、名酒「黒龍」と越前ガニをはじめとした北陸の自然の恵み満喫。穏やかな時間が流れる空間で、心と体を内外からリセットしてみては。
歓宿縁 ESHIKOTO(かんしゅくえん えしこと)
福井県吉田郡永平寺町下浄法寺第10号15番地1
0776-50-1323
客室数:8棟
¥70,000~ (1名料金/2名1棟利用時)
※人数、食事内容、時期によって変動
text:KAZUMI KAWAKAMI