スイスのラグジュアリースキンケアブランド「ラ·プレリー」。その始まりは、スイス・レマン湖の畔にあるクリニック ラ·プレリーです。チューリッヒ大学を卒業したポール・ニーハンス博士は、永遠の若さの秘密を解き明かすべく研究を始めます。そして、1931年。ニーハンス博士が自ら開発したセルラーセラピーが、めざましい成果をもたらしたのです。
1954年、第260代ローマ教皇ピウス12世への治療を行ったことで、ニーハンス博士とセルラーセラピーは世界的な注目を浴び、クリニックは美と若さを願う人々の聖地として名声を高めました。以降、日本の皇族や英国のロイヤルファミリー、ウィンストン・チャーチル卿、マリリン・モンロー、パブロ・ピカソなど、世界の名だたる人々を迎え入れています。
ポニーハンス博士が目指した夢への一歩となる、稀少成分の開発
スキンケアブランドとしてのラ·プレリーの誕生は、1978年。ニーハンス博士の死後、後継者に残された膨大な医療や若返りの知識のなかのひとつに、クリニックで提供されていたクリームがあったのがきっかけとなります。
ニーハンス博士が追い求めた「時の流れに揺らがない美しさへの夢」は、自然を尊重しながら開発された希少な成分「セルラーコンプレックス」（オタネニンジン根エキス、スギナエキス、糖タンパクからなる複合保湿成分）という形で現実のものとなりました。肌に生命力とエネルギーを与えて回復力を高める「セルラーセラピー」を受け継いだ革新的なスキンケアの誕生です。初代のスター成分である「セルラーコンプレックス」は、1998年に初めて国内特許を取得しました。
「スキンキャビア」の世界を広げる研究者たちの新たな冒険
“生命の源には、よりパワフルな成分が眠っているのではないか”とラ·プレリーの科学者は生命の核である海の恵みへ着目。栄養素が豊富で、肌にも効果があると証明されたのが、贅沢な嗜好品として世界で珍重されるキャビア。1987年。そのキャビアから抽出した引き締め成分「スキンキャビアエキス(キャビアエキス：整肌エキス)」をカプセルに包み、肌へ届けるという初のデリバリーシステムを採用した美容液「スキンキャビア」が誕生。ラ·プレリーを象徴するスキンケア「スキンキャビアコレクション」の礎となりました。
キャビアを思わせるキャビアパールの粒々は、本当に化粧品？と思わせるほど美しく、カプセル内のエモリエント成分と外側のモイスチャー成分とが、肌に輝きと潤い、ハリや弾力を与えます。そして、ローションやクリームなど同シリーズで発表してきました。
常にキャビアの可能性を模索してきたラ·プレリーは、新しいキャビアサイエンスにより2018年に「SC ラックス クリーム」、「SC ラックス クリーム シアー」、「SC ラックス スリープ マスク」を発売。これまで以上にハリ感や弾力を感じると評判に。2020年には、初代スキンキャビアを彷彿とさせる「SC リキッドリフト」を発売。アルプスの清らかな湧き水で育てられ、48時間以内に採取された最高品質の新鮮なチョウザメのキャビアを使用。鮮度を保つため、それぞれ個別に充填されたキャビアパールとエマルジョンは、アクティベーションボタンを押すとなめらかにブレンドされ、シャープなファーミング効果が期待できます。
「スキンキャビアコレクション」シリーズに続き、ゴールドの輝きを肌へもたらす「ピュアゴールドコレクション」、地球上で最も希少かつ貴重な貴金属のひとつであるプラチナをスキンケアに採用した、ラ·プレリーの最高峰クリーム「PTレア HR クリーム」など贅沢な素材をふんだんに使った、エイジングに対抗する秀逸なアイテムを次々に発表しています。
ラ·プレリーとアートとの親密な関係性
ラ·プレリーは科学との融合を目指すと同時に、豊かなインスピレーションを求めてアート界との交流も積極的に行ってきました。ラ·プレリーは交流があった芸術家のニキ・ド・サン・ファルの作品にインスパイアされ、鮮やかなコバルトブルーを「スキンキャビアコレクション」のパッケージカラーとしました。
そして、2017年から続く、世界的アートフェア「アート・バーゼル」とのパートナーシップをはじめ、さまざまなアートフェアや文化団体、アーティストとの新たな絆を作っています。
今までも、これからも。ニーハンス博士が追い求めた夢を見続けて
すべては、「時間の秘密を解き明かし、時の流れを味方につける」という創業者の夢から1歩を踏み出したラ·プレリー。これからの未来も、その夢のために邁進し続けることでしょう。
ラ·プレリーhttps://www.laprairie.com/ja-jp/text：ERI NAKAO
