ウィスキーを識るには熟成がカギ
お酒の世界では「熟成」という言葉が味わいを左右することは皆さま、ご存じのことと思います。特にウィスキーはこの「熟成」が市場の価値を大きく左右している、と言っても過言ではありません。100年前であればウィスキー作りは樽に詰めたらあとは時間の経過で味わいの変遷を待つ、ということで美味しさが誕生していたと思います。しかし、今は樽に詰めてから熟成にどのような影響があるか、その研究が進んでいるのです。蒸留工程もさることながら、熟成の最中に起こっている変化が数年先、どのような味わいになっていくのか。何をどうしたら面白い変化が生まれるのかこの研究は計り知れないスケールの世界観です。
静岡産の杉製の発酵槽
しかもウィスキーは生きています。樽の中での熟成も然り、ボトリングされてからも味わいは進化しているのです。では、どの状態がベストコンディションの味わいになるのでしょうか。コレクターの方は数本まとめて購入、その変化を楽しんでいる、と聞きます。しかもウィスキーは最低3年、蒸留所で熟成させたものが市場にお目見えします。3年、というのは法律で決められたこと。「北四葉」はこの期間、樽で熟成させたウィスキーがベースとなります。
北四葉は2つの樽使いと加水なしの仕上がり
「北四葉」は熟成と旨みについて研究されてきています。発酵槽が木製であること。熟成樽も樽であること。この2つを使用していることから一般的なステンレス発酵槽で生産されているウィスキーの味わいに比べて乳酸菌が1000倍近く存在し、ウィスキーの発酵の奥深さを与えているのです。
EX-バーボン樽
さらに、「北四葉」は宇宙エネルギーの働きを研究、地球上に存在する素粒子を選定し、それを熟成に取り入れています。日頃目にするウィスキーの熟成した味わいとは別格の仕上がりなのです。とにかく熟成の旨みが明確です。口当たりのなめらかさもファーストアタックに表れてきます。一瞬、これは水割りしたものか?!と感じるのですが、アルコール度数60度の原酒。こんなにも柔らかく素直な味わいなのか!驚きです。しかもまだ3年の熟成。3年でここまでの仕上がりを出してくるウィスキーはなかなかお目にかかれません。ちなみに、普段目にするウィスキーはアルコール度数40度に抑えられています。それでもあのしっかりした強さがあると思うのです。しかもウィスキーのアルコール度数を40度にするためにはブレンダーが加水(原酒に水を加えること)を研究し、原酒の味わいをそのままに飲みやすくしています。
「北四葉」はさまざまな研究の結果、飲みやすく加水する必要はない、と判断、樽から直接ボトリングすることで誕生しました。加水なしのジャパニーズウィスキーはかなりレアな存在です。
北四葉の飲み方。まずストレートで
一口、そのままで味わってみてください。鼻に抜けていく木樽の香りが感じられると思います。ゆっくり口の中でウィスキーを転がしてみてください。柔らかいアルコールのアタックが表れてきます。そして、そーっと飲んでみましょう。のど越しから香ってくる余韻が見事な熟成香を出してくると思います。しかもこの余韻、長い!これには驚きます。この余韻に浸りながら試していただきたいのがチョコレートコーティングしたオレンジピール。オレンジピールの甘さと香りに注目してください。成熟したペアリングができると思います。
熟成という未知なる世界を味わいで表現しているジャパニーズウィスキー「北四葉」。全世界に販売する本数は限定90本。見つけたら買い、ですね。
北四葉
700ml ¥80,000(税込)
ガイアフローディスティリング株式会社
問い合わせ先
オンラインストア エイ・エイ・オー
https://indigo244632.studio.site/
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藤﨑 聡子
ワインジャーナリスト
ワイン専門誌「ワイン王国」を立ち上げ編集・企画・広告業務兼任する。フランス・シャンパーニュ騎士団より2009年ジャーナリスト最年少でオフィシエ・ド・シャンパーニュを叙任。現在はワイン、ウィスキー、食、旅などライフスタイルをテーマに幅広く執筆中。またスーパーバイザーとして韓国情報サイト・PIVImを監修。
PIVIm:https://pivim.jp/
text:SATOKO FUJISAKI
LIFESTYLE / SENLY PR