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夢二郷土美術館所蔵の幻の名画《アマリリス》
東京都庭園美術館で初めて公開・展示!

東京都庭園美術館

《アマリリス》1919(大正8)年頃 油彩、カンヴァス 夢二郷土美術館蔵

「大正ロマン」を象徴する画家、竹久夢二(たけひさ ゆめじ)。明治17年(1884年)に生まれ、独学で絵画を学び、「夢二式」と呼ばれる抒情的な美人画で人気を博しました。1914(大正3)年、自らデザインした封筒や千代紙をはじめとする文具・小間物類を販売する「港屋絵草紙店」を開店。グラフィックデザイナーの先駆者としても活躍しました。今回、東京都庭園美術館で開催される展覧会「生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界」は、長らく所在不明といわれた油彩画《アマリリス》が近年の調査により発見。東京で初めて公開・展示されます。


《晩春》1926(大正15)年 鉛筆・ペン・水彩、紙 夢二郷土美術館蔵

同時に、滞米中に描かれた貴重な油彩画《西海岸の裸婦》や、夢二を看取った友人に遺したスケッチ帖や素描など、初公開資料を含む約180点の作品を夢二郷土美術館コレクションを中心に紹介。かつて朝香宮家の自邸であった場所であり、実際の生活空間に施された多彩な装飾が見所の東京都庭園美術館の瀟洒な空間で夢二の世界に没入してみては。

東京都庭園美術館


東京都庭園美術館
本館 南面外観
画像提供:全て東京都庭園美術館
            

「生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界」
会期:2024年6月1日(土)~8月25日(日)
会場:東京都庭園美術館(東京都港区白金台5-21-9)
開館時間:10:00~18:00※7月19日~8月23日までの毎週金曜は21時まで開館(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(7月15日(月・祝)、8月12日(月・祝は開館)、8月16日(火)、8月13日(火))
観覧料(税込):一般 ¥1,400¥1,120、大学生専修・各種専門学校含む¥ 1,120¥890、中学・高校生 ¥700¥560、65歳以上 ¥700¥560
https://www.teien-art-museum.ne.jp/
※オンラインによる日時指定制を導入(当日窓口販売もあり)
※()内は20名以上の団体料金(要事前申請)
※小学生以下、都内在住在学の中学生は無料
※身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳の所持者および介護者2名は無料
※第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上無料
※ドレスコード割引:きものでの来館者は100円割引(チケット購入時にチケットカウンターにて申し出のこと。詳細については美術館ウェブサイトを参照)

text:ERI NAKAO

2024.07.09
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