時折感じる温かな風や明るい太陽など、春の兆しが感じられる季節になりました。重いアウターを脱いで軽やかなファッションを着替えるとなると、気になるのがアクセサリーの纏い方です。目立ちすぎると品がないように思えるし、繊細すぎると貧相に見える気がするし。 そんな、大人が気になるアクセサリーのつけ方アレコレを、アクセサリーブランド「La Soeur(ラ・スール)」デザイナーである馬場智子さんに伺いました。こなれ感のあるアクセサリーの選び方って? 今トレンドの素材とは? 耳もと、首もと、腕、3つの部位を飾るコツを、お教えします。首もとを飾るネックレスも、おしゃれには欠かせないアイテム。「ボディがふくよかだったとしても、デコルテはお肉が減ってしまいがち。首の横ジワも、気になる人は多いはず。せっかくキレイなブラウスを着ていても、首もとがげっそりしていては台無し。特に襟元の空いた服を素敵に着こなしたいなら、ネックレスをプラスして装いに華やぎを添えましょう」 服とマッチさせるコツを伝授 首もとのアクセサリーを選ぶときは、トップスの襟元との相性を要チェック。 「Vネックなら短いものを。クルーネック、ハイネックなら長いものがぴったり。50cmくらいのアイテムなら、どんな襟にもマッチして使い回ししやすいですよ。ただし、似合うネックレスの長さは体型ともリンクします。ふくよかな体型の人が短いチョーカーのようなアイテムをつけると、首が絞まっているように見えてしまいます。ゆったり長めのネックレスを飾って、縦のラインを強調するようにしましょう」 レイヤードが断然おしゃれ! もちろん、長さの異なるアイテムをいくつも重ねづけしてもOK。 「細い華奢なネックレスでも、レイヤードするとすごく存在感が出てきます。コツは、ちょっとずつ長さの違うものを重ねること。私は40cmから50cmくらいのアイテムを、5つも6つも重ねたりします。太さや素材もまちまちだけど、そこがまた楽しい。シンプルなお洋服でも、ネックレスをいくつも重ねるだけですごくゴージャスに見えてきますよ」 大人のマストハブアイテムとは 「アクセサリー初心者だったら、一粒ダイヤのネックレスとか何もついていないシンプルなチェーンのネックレスがおすすめ。どちらのアイテムも、ファッションのカジュアル度やシーンを選ばず使えて重宝するので、大人ならひとつは持っておきたいですね。冠婚葬祭に欠かせない真珠のネックレスも、カジュアルなシーン、フォーマルなシーン両方で大活躍。Tシャツとスニーカーにパールのネックレスをコーディネートすれば、それだけでおしゃれ上級者のようなこなれ感を演出できます」 注目したいトレンドはコレ プラス、これひとつでおしゃれになれるというアイテムが、眼鏡を身につけておくためのグラスコード。 「サングラスでも老眼鏡でも、グラスコードで首から下げておけば“どこに置いたかしら”って慌てることがなくなります。ネガティブに捉えられがちな老眼鏡も、アクセサリーの一部として身につければ、なんだかつけるのた楽しくなると思うんです。グラスコードにもいろんな素材がありますが、私のブランドLa Souerで人気なのは大ぶりな樹脂のチェーン。存在感抜群で、これひとつつけておけばスタイリッシュな装いに仕上がります」 馬場さんおすすめのグラスコード (メガネは付属しません) La Soeur 3月中旬再販予定 La Soeur プロデューサー 馬場智子さん ジュエリーデザイナー。旅行で訪れたインドやアリゾナの文物にインスピレーションを得てジュエリーをデザイン。アクセサリーを基準に毎日のコーディネイトをするほどの装身具好き。スタイリッシュなファッションにも注目が集まる。