LIFESTYLE

本物の美しさにため息が……「没後120年 エミール・ガレ展 美しきガラスの世界」が開催

「没後120年 エミール・ガレ展 美しきガラスの世界」

草花文水差 1884年頃 ポーラ美術館蔵

百合文六角花器 1900-1904年 個人蔵

エミール・ガレ(1846~1904)といえば、言わずと知れたフランスの天才ガラス工芸家。19世紀末から20世紀初頭にヨーロッパで花開いた装飾芸術運動「アール・ヌーヴォー」の旗手として知られ、ガラス工芸を芸術の域まで高めました。

そんなガレの没後120年となる節目に、京都駅ビル内にある、美術館「えき」KYOTOで「没後120年 エミール・ガレ展 美しきガラスの世界」が11月22日(金)から12月25日(水)まで開催されます。


「没後120年 エミール・ガレ展 美しきガラスの世界」
夾竹桃文ランプ 1918-1931年 個人蔵

植物学者でもあったガレは、自然観察、植物学、生物学の知識を活かし、花々や昆虫などの生き物のモチーフに、自然美と生命の輝きをガラス工芸で表現しました。

「没後120年 エミール・ガレ展 美しきガラスの世界」
草花文水差 1884年頃 ポーラ美術館蔵

また、ジャポニスムにも大きな影響を受け、鷹や松など日本らしいモチーフをデザインに取り入れて、さまざまな技法で独自の世界観を創り出しました。


「没後120年 エミール・ガレ展 美しきガラスの世界」
騎馬人物文香水瓶 1880年代 ポーラ美術館蔵

ガレの没後120年を記念して開催されるこの展覧会では、これまでの展覧会で紹介される機会が少なかった国内の個人コレクター所蔵の貴重な作品を中心に、ガラスの天才・ガレの足跡を約70点の美しいガラス作品で振り返ります。

京都駅のビル内という交通の便のよい、美術館「えき」KYOTO。紅葉に彩られた京都を満喫しつつ、芸術の秋にエミール・ガレの美しいガラスの世界に魅了される。そんな贅沢なひとときを京都で過ごしてみては。
            

「没後120年 エミール・ガレ展 美しきガラスの世界」
「没後120年 エミール・ガレ展 美しきガラスの世界」

美術館「えき」KYOTO 
京都府京都市下京区烏丸通塩小路下る ジェイアール京都伊勢丹7階
075-352-1111(ジェイアール京都伊勢丹大代表)
開館時間:10:00~19:30(入館締切:閉館30分前)
展覧会会期中は無休
一般 ¥1,100(前売り¥900)
http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/

text:KAZUMI KAWAKAMI

2024.11.18
戻る