What’s RAW FOOD?
酵素栄養学に基づいてなるべく食材の栄養素を壊さずに、効率よく摂る非加熱の調理。(48度以上の加熱処理をしない)野菜中心で、基本的に肉、魚、乳製品を使わないヴィーガンフードの一種。体内の消化がスムーズになり、脂肪を貯めこまずにエネルギーに変えられる働きをする。心身を美しいバランスに整えることができることから、健康に敏感なセレブを始め、世界中で注目されている食のスタイル。
vol.5
温め野菜と華やかピンクのドレッシング
“お正月太り”もリセット!
気になる冬のウエイトオーバー、
食事バランスに気をつけて
この時期の身体は、冬眠する動物と同様にペースダウンし、休息と充電の季節。
「年末年始は、イベントが多く、過食に加えて食事のバランスが偏り気味になったり、活動量も減るため、太りやすくなる傾向があります。酵素が生きる非加熱の状態で食材を摂ることで、体の代謝を上げていくのがローフードですが、寒くなるとどうしても体を温めようとコッテリとしたお料理を食べたくなります。このとき、メインに野菜や海藻、発酵食品を組み合わせると、消化にかかる負担が少なくなるだけでなく、腸内環境もよくなります」と都田さん。年明けのホームパーティにもぴったりなサラダレシピ。気になる“お正月太り”のリセットレシピとしても取り入れて、心と身体を整えてみてはいかがでしょう。
新年のムードにふさわしい
心を満たす
カラフル食材の温野菜
ERIKO’S VOICE
「紫玉ねぎを使うドレッシングは、生食でこそ、血液サラサラ効果が得られます。野菜を多く食べることができ、彩りを添え、ご友人やご家族とのホームパーティーの雰囲気を盛り上げてくれます。味わいも食材との相性が抜群で、シーフードやチキンなどともよく合うのも魅力」
【今回のローフードのポイント】
1:食事の食べ合わせ、量をコントロール
2:体と対話する気持ちの余裕も忘れずに
【注目する成分】
アリシン(香り成分):血液サラサラ効果だけでなく、代謝の促進や疲労回復、美肌にも効果がある。
アントシアニン:血行改善作用により冷え性の改善に効果があるとされている。
【紫玉ねぎの効果】
紫玉ねぎは、食物繊維を多く含み、腹持ちがよく過食を防ぐ助けとなります。
生で食べることで栄養素を逃さず摂取でき、胃炎の予防効果や肝臓の解毒を助けます。
【材料 2~3名分/200cc前後】
紫たまねぎ(中サイズ) 1/2個
りんご酢 50cc
お好みのオイル
(EXオリーブオイル、白胡麻油) 50cc
甜菜糖 大さじ3
塩 小さじ1
【HOW TO RECIPE】
1.ブレンダーまたはミキサーに全ての材料を入れる。
2.滑らかになるまで攪拌。
3.お好みの温野菜に、ピンクドレッシングを添える。
【PROFILE】
ローフードマイスター・PR
都田恵理子
日本の先駆けとなるオーガニックコスメブランドで10年間PRを経験。多忙による体調不良から食生活を見直し、ローフードを取り入れたことで体質が改善。酵素栄養学を学ぶRAW FOODマイスター1級を取得。現在はファッション誌などで、食&美容の情報を発信。感度が高い都田さんがつくるギルティフリーで、見ためも美しくおいしいローフードの魅力を体験できるお料理レッスンも開催。洗練されたテーブルコーディネートにも注目。
Instagram:@erikomiyakoda
photo:ERIKO MIYAKODA
interview/text:MIYUKI NEZASA