忙しくてなかなかゆっくり料理ができないSENLY世代のひとも手軽にキレイになれるための栄養素を体の中からチャージしながら食する事を楽しめるローフードは、まさにベスト。「そもそもローフードって美味しいの?」「野菜ばかりで味気なく物足りなさそう」などのイメージを払拭してくれる、カラフルで満足度の高い美味しいローフードをローフードマイスターとして活躍中の都田恵理子さんが、大人のためのローフード・レシピを公開!
What’s RAW FOOD?
酵素栄養学に基づいてなるべく食材の栄養素を壊さずに、効率よく摂る非加熱の調理。(48度以上の加熱処理をしない)野菜中心で、基本的に肉、魚、乳製品を使わないヴィーガンフードの一種。体内の消化がスムーズになり、脂肪を貯めこまずにエネルギーに変えられる働きをする。心身を美しいバランスに整えることができることから、健康に敏感なセレブを始め、世界中で注目されている食のスタイル。
vol.6
甘く優しいローチョコレートのトリュフ
大人のヴァレンタインは
ローチョコレートで
ご自愛スイーツ
イベント気分の1月も終わり、通常のライフスタイルに落ち着いてきた頃。
「2月になり、寒さは厳しいですが、日ごとに日照時間が長くなり、冬から春へと徐々に生まれ変わりの季節を迎えています。冬の間、じっくりと休息をとった私たちの体は、徐々に洗浄にむく時期だといわれています。そんな新しい自分へのスタートラインとしておすすめしたいのは、食物が持つ酵素、ミネラル、ビタミンなどの栄養分をできるだけ自然な生の状態で摂ることです」(都田さん)
2月は新しい自分へのスタートライン!
1:一回の食事を軽めにして、間で細かくおやつをとりましょう
2:体を目覚めさせるエネルギーになりやすい食材の組み合わせ
に注意して過ごしてみてください。
そんな中でオススメなのがローチョコレートです。
ローチョコからロースイーツにハマる人も多いので、ぜひトライしてみてほしいですね。
ERIKO’S VOICE
「ちょっとの量で、お腹も十分満足できるロースイーツ。今回は「混ぜるだけ」「冷やし固めるだけ」で、ほぼ完成してしまうロー(生)カカオのトリュフです。シンプルで簡単なロースイーツは、驚くほどあっという間にできてしまいます。加熱調理をしないので健康と美容をつかさどる栄養素が生きたまま。まさに食べてキレイになるスイーツなのです」
【ロー(生)カカオパウダーについて】
「市販のカカオパウダーは、焙煎の高温処理がされていますので、栄養分はほとんどが消えてしまいます。その点、ローカカオパウダーは、酵素、抗酸化作用、食物繊維、マグネシウムなどが豊富に含まれます。ローカカオパウダーは、ネット通販で手に入りますので検索してみてください」
食べてキレイになれる
ローチョコレート
【効果について】
カカオに含まれる抗酸化作用に優れるポリフェノールと香り高いアロマのリラックス効果は、ダイエットの味方です。精製された白砂糖は、体からミネラルを奪うと言われていますので、このレシピでは、天然の甘味料であるアガペシロップを使用しています。
【注目する成分】
ポリフェノール:活性酸素の抑制、動脈硬化の予防、脂肪分解の機能を向上させる。
トリプトファン:不眠症の改善、鎮静効果、精神を安定させるセロトニンを生成。
テオブロミン:リラックス効果、思考力の向上を助ける。
カテキン:抗アレルギー作用、血糖・血圧上昇の抑制、赤ワイン以上の含有量と言われています。
【材料 約10~12個分】
ローカカオパウダー 100g
ココナッツオイル(無香タイプ) 50g
アガペシロップ 100cc ※メープルシロップで代用可
ラムエッセンス 小さじ½ ※グランマルニエやコニャックで代用可
【仕上げ用】
ローカカオパウダー
フルーツパウダー(ベリー)
ピスタチオパウダー
ココナッツファイン
【HOW TO RECIPE】

1.ボウルにココナッツオイル、アガペシロップ、ラムエッセンスを入れて混ぜ合わせます。
2.(1)にカカオパウダーを加えて混ぜ合わせる。
ダマになるときは、人肌の湯煎にかけながら混ぜる。
3.バットにクッキングシートを敷き、冷蔵庫で1時間ほど冷やします。
4.お好みのサイズに切り分け、ボール状に丸め、ワックスペーパーに並べます。
仕上げ用のパウダーを付けます。
【PROFILE】

ローフードマイスター・PR
都田恵理子
日本の先駆けとなるオーガニックコスメブランドで10年間PRを経験。多忙による体調不良から食生活を見直し、ローフードを取り入れたことで体質が改善。酵素栄養学を学ぶRAW FOODマイスター1級を取得。現在はファッション誌などで、食&美容の情報を発信。感度が高い都田さんがつくるギルティフリーで、見ためも美しくおいしいローフードの魅力を体験できるお料理レッスンも開催。洗練されたテーブルコーディネートにも注目。
Instagram:@erikomiyakoda
photo:ERIKO MIYAKODA
interview/text:MIYUKI NEZASA
2025.02.05