FOOD
都田恵理子の BEAUTY RAW FOOD KITCHEN #11

忙しくてなかなかゆっくり料理ができないSENLY世代のひとも手軽にキレイになれるための栄養素を体の中からチャージしながら食する事を楽しめるローフードは、まさにベスト。「そもそもローフードって美味しいの?」「野菜ばかりで味気なく物足りなさそう」などのイメージを払拭してくれる、カラフルで満足度の高い美味しいローフードをローフードマイスターとして活躍中の都田恵理子さんが、大人のためのローフード・レシピを公開!
What’s RAW FOOD?
酵素栄養学に基づいてなるべく食材の栄養素を壊さずに、効率よく摂る非加熱の調理。(48度以上の加熱処理をしない)野菜中心で、基本的に肉、魚、乳製品を使わないヴィーガンフードの一種。体内の消化がスムーズになり、脂肪を貯めこまずにエネルギーに変えられる働きをする。心身を美しいバランスに整えることができることから、健康に敏感なセレブを始め、世界中で注目されている食のスタイル。
vol.11
おかずに合わせて楽しめる
“野菜のビビンパ弁当”
初夏の行楽シーズンには
栄養&食物繊維たっぷりの身体が喜ぶお弁当を
私たちの体のエネルギーが活動的になる春を経てまもなくやってくる行楽シーズンはおでかけにぴったりな季節ですね。こんな時こそ、自然の恵みを楽しめる行楽弁当はいかがでしょうか。お弁当というと手のかかるボリュームのあるものを想像しますが、お野菜中心にすると毎日続けられるというほど簡単に仕上がります。前回の「春色おいなり」に続き、第二弾は野菜たっぷりのビビンバ弁当です。身体が喜ぶお弁当を日常のレパートリーに!
ERIKO’S VOICE
「今回は、野菜を中心にしたヘルシーな韓国風ビビンパ弁当です。
ご飯のうえにのせたカラフルな野菜は、不足しがちな栄養と食物繊維がたっぷり。
韓国料理には欠かせない手作りのピリ辛のコチュジャンを添えています。
自分で作ると添加物を避けることができ、ディップソースのレシピとしても重宝するのでぜひトライしてみてくださいね。前回に引き続き、お肉を使用していませんが、お好みで肉みそなどを添えても美味しくいただけます」
【効果について】
食材を加熱せず、酵素を生きた状態で体内に取り入れることがローフードのルールですが、今回は、傷みにくい配慮をするようにし、一部の食材を加熱しています。ご飯とおかずはしっかりと冷ましてから使用します。
【注目する成分】
アスパラギン酸(もやし):疲労回復を促す。
ビタミンA(青菜):肌や喉などの粘膜を丈夫にする。
βーカロテン(にんじん):抗酸化作用により、老化を防ぐ。
食物繊維(大根):便通を促して腸内環境の改善をサポート。
コチュジャン
【材料 ※参考のお弁当サイズ 直径15cm×高さ6cm】
大豆もやし 1/4袋
青菜(ほうれん草、小松菜など)1/2袋
にんじん 1/4本
大根 5cm
■ナムルだれ
ごま油 大さじ2
すりごま 大さじ1/2
しょうゆ 小さじ1/2
ガーリックパウダー 適量
■コチュジャン
味噌 大さじ2
きび砂糖 小さじ1/2
韓国赤唐辛子粉 小さじ1
りんご酢 小さじ1/4
お好みのごはん 300g
【HOW TO RECIPE】
1.大豆もやしと青菜は、さっと茹で、青菜は5cm幅くらいに切る。
2.ニンジン、大根は5cmの長さに薄切りし、分量外の塩をふってしんなりさせておく。
3.ナムルだれを作る。ボウルに全ての材料を入れて混ぜ合わせる。
4.それぞれの野菜にナムルだれを和える。
5.コチュジャンを作る。ボウルに全ての材料を入れて混ぜ合わせる。
6.ご飯にナムルをのせ、コチュジャンをのせる。
【PROFILE】
ローフードマイスター・PR
都田恵理子
日本の先駆けとなるオーガニックコスメブランドで10年間PRを経験。多忙による体調不良から食生活を見直し、ローフードを取り入れたことで体質が改善。酵素栄養学を学ぶRAW FOODマイスター1級を取得。現在はファッション誌などで、食&美容の情報を発信。感度が高い都田さんがつくるギルティフリーで、見ためも美しくおいしいローフードの魅力を体験できるお料理レッスンも開催。洗練されたテーブルコーディネートにも注目。
Instagram:@erikomiyakoda
photo:ERIKO MIYAKODA
interview/text:MIYUKI NEZASA