美の源流を遡る
植松晃士の
History of the Brand #2
ベルベットのような柔肌をつくる
スキンケアのお作法
アルビオンの「乳液ファースト」美容を知る
毎日朝晩のスキンケアステップ、皆さんはどのようなルーティンを行なっていますか? 洗顔をしたらまず化粧水をなじませて、乳液やクリームは仕上げに使う人が大半だと思います。でも今回ご紹介したいのは、洗顔のあとにまず乳液から始める「乳液ファースト」なスキンケア。お手入れを頑張っているのに肌が乾きやすいという人、ゴワつきやザラつきが気になるという人にとって、悩み解決の糸口になる可能性が大。SENLYプロデューサーの植松晃士も「アルビオンの“乳液ファースト”でお手入れすると、肌が本当に変わるのよ!」と大絶賛する美容法です。自分のお肌に満足している人も、いつもと違う手順にすることで新鮮な気持ちになれたり、お手入れの満足感に差が出ることもあり得るので、お見逃しなく。今回「乳液ファースト」について教えてくれたのは、国内外で人気を博しているビューティブランド、アルビオン。アルビオンは1956年の誕生当初から、乳液を最初に使うことを提唱しています。なぜ「乳液ファースト」を提案することになったのか、実際のテクニックやメリットについて、詳しくお話を伺いました。
高度経済成長を背景に
「アルビオン」が誕生!
東京銀座の1丁目にビューティブランド「アルビオン」が誕生したのは、昭和31年、1956年のこと。終戦から10年以上が経過し、日本は高度経済成長期に突入。そんな中、「これまでにない、世界一の高級化粧品メーカーになる」という夢を掲げ生まれたのがアルビオンです、とPRの大西沙奈美さんは語ります。
透明感のあるしなやかな肌には
角層のうるおいバランスが必須
憧れの美肌の条件を聞かれると、真っ先に透明感やうるおいを挙げる人が多いはず。アルビオンPRの大西沙奈美さんによると、洗顔後のまっさらな肌に乳液をなじませる「乳液ファースト」を実践すれば、そのどちらも叶うといいます。「アルビオンでは、透明感があってしなやかな美肌には、角層のうるおいバランスが整っていることが大切だと考えています。うるおいバランスが乱れると、肌は乾燥しバリア機能も低下してしまいます。すると外的刺激に負けて炎症を起こし、結果シミやくすみができたり、シワやたるみなどのエイジングも進行しやすくなるからです」そこで登場するのが、水分と油分をバランスよく含んだ乳液。「角層のうるおいは、最適なバランスの水分と油分、天然保湿因子によって保たれています。それならその黄金バランスをそのまま肌に届けよう、という発想を体現したのが、アルビオンの乳液です。だから素早く肌になじんで、うるおいで満たせます。たとえば乾いて固くなった土に、ただ水だけを与えても浸透しませんよね。逆によく耕してほぐした土なら、いくらでも水分を吸収します。洗顔後の肌に乳液をなじませるということには、肌を“耕す”手順なのです」
アルビオンの乳液は
化粧水を引き込む設計
でも乳液には油分が入っているから、あとから化粧水をなじませると弾いてしまいそう。「通常乳液は、肌から水分が逃げないようフタをするように設計されています。でもアルビオンの乳液は、むしろあとから水分が入りやすいようにつくられているので大丈夫。むしろ洗顔後すぐの肌より、角層に水分がたっぷり浸透するのを感じられるはずです」
大人が大満足できる
リッチな乳液を紹介!
そんな、ブースターみたいな乳液があるなんて驚き! そこで大西さんに、SENLY読者におすすめな乳液を教えてもらいました。
「乳液の油分が苦手という人には、アンフィネスシリーズがおすすめ。比較的ライトな感触ながら、保湿成分として加水分解コラーゲンが入っていて、肌にむちっとしたハリ感が出ます」
アンフィネス ダーマパンプ ミルクS 200g ¥7,700(税込)/アルビオン
「天然の乳化成分を採用しているエクシアの乳液は、まろやかなコクと抜群の浸透感が人気。輝くようなハリツヤ肌に導きます。ノーマル~オイリースキン用のリッチミルクと、ノーマル~ドライスキン用のエクストラリッチミルクの2種がそろいます」
エクシア ラディアンスリニュー リッチミルク/エクストラリッチミルク 各200g ¥13,200(税込)/アルビオン
「特にエイジングケアに力を入れたい方なら、濃厚なアンベアージュがおすすめ。ジャスミンやミュゲなど純白の花をベースにした香りも、高い評価を得ています」
アンベアージュ エクストラミルク 200g ¥19,800(税込)/アルビオン
自分にあった乳液をセレクトしたら、いよいよ実践編。「乳液ファースト」のテクニックを教えてもらいます。
まずはふかふか
大判コットンを用意
アルビオンが創業から大切にしている「乳液ファースト」美容法。その具体的メソッドを、PRの大西沙奈美さんに教えてもらいました。
「クレンジングをして洗顔をしたら、用意するのはコットンと乳液。コットンは、表面をプレス加工していないソフトなものがおすすめです。アルビオンのコットンならどれもOKですが、イチオシは“フェイシャルコットンL(ソフト)”。綿100%の大判で、赤ちゃんも使えるくらい肌に優しいんです」
フェイシャルコットンL(ソフト) 120枚入り ¥418(税込)/アルビオン
ここで「余談ですけど」と大西さんから耳寄り情報が。
「“アルビオンで一番コスパのよいアイテムは?”と聞かれたら、私は真っ先にこのコットンを挙げます。繊維を洗ってコーミングして、という何行程もしているので、肌触りがとても柔らかだし、プレスしないのに毛羽立たない。きれいに裂けるから、コットンパックにもぴったりですよ」
いよいよ洗い立ての肌に
乳液をなじませる
コットンになじませる乳液は、3プッシュ分。
「トータルでティースプーン1杯分くらい。コットンにのせたら、イラストのような手順で肌になじませます。ポイントは、クルクル、ゆっくり手を動かすこと。動きが速くなるとどうしても力が入りやすくなってしまいます。乳液の心地よいテクスチャーを味わうように、ゆったりした動きを心がけましょう。乳液が肌になじむまで、手順を繰り返してください」
1.コットンにとった乳液を、額、両頬、鼻先、アゴにおきます。
2.頬にあてたコットンを内から外へ、下から上へとクルクル優しく動かし、ゆっくり螺旋を描きながらなじませます。
3.デリケートな目のまわりは、力を入れずソフトタッチで上下まぶたを目頭から目尻へ。額は、内から外へとクルクルなじませて。
4.小鼻や口もとなど、ザラつきが気になる部分は念入りに。
5.フェイスラインは、アゴの裏から耳の後ろまで、コットンを動かします。
肌をほぐして柔らかく整えるという「乳液ファースト」、いかがでしたか? アルビオンで行った調査では、洗顔後に乳液だけ使うお手入れを8週間続けたところ、ハリツヤアップ、肌の柔らかさアップ、バリア機能の改善などが認められたそう。
【PROFILE】
PR 大西沙奈美さん
エクシアPR。乳液ファーストでなれる肌に感動し、アルビオンの乳液に惚れ込んで入社。インフィオレ、イグニスなどスキンケアブランドのPRを担当したのちアルビオンPRへ。
「アルビオンのサイトでは、「乳液ファースト」について詳しい解説やオンラインカウンセリングを行っています。ビューティアドバイザーのいる店舗を検索することもできるので、ぜひチェックしてみてください」
「アルビオンの乳液」特集ページ
https://www.albion.co.jp/this_is_albion/milk/
アルビオン
https://www.albion.co.jp/
text:YUMIKO KAZAMA