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SENLY★韓流サランヘヨ #.10 ~話題沸騰『オク氏夫人伝』『トラウマコード』で大注目のチュ・ヨンウ~
Netflixシリーズ『トラウマコード』独占配信中
アジアのみならず、世界でも話題となっている韓流ドラマ。その主役を演じる俳優たちはファンミーティングを開催すれば1万人規模のファンが詰めかけるなど、まるでアイドル歌手さながらの人気となっています。そんな俳優たちが出演するドラマや映画。いろいろありすぎて何から観ていいの? と迷ってしまう方も多いはず。そこでSENLY★韓流サランヘヨでは、旬の俳優とともに、今観るべきおすすめ作品とその見どころについてもご紹介していきます。第10回目にご紹介するのは、チュ・ヨンウです。
『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』© SLL Joongang Co.,Ltd all rights reserved. U-NEXTにて独占配信中
チュ・ヨンウと聞いても、よくわからないという方。実は、昨年末から今年にかけて、韓国で放送されたドラマが次々と大ヒットし、2025年に大ブレイクするライジングスターとして本国のみならず世界でも大注目を浴びている若手俳優なので、ぜひチェックしてくださいね! チュ・ヨンウは1999年生まれの25歳。両親ともに一世を風靡したモデルということもあり、187cmの高身長とスタイルの良さを引き継いだ彼は、2021年にドラマデビューを果たすと、翌年には『田舎町ダイアリーズ』で主演を務めるなど順調なスタートを切っていきます。そんな彼が、韓国で話題を集めたのは、なんといっても、時代劇『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』で魅せた、ヒロインを守り抜くひたむきさ、そして一人二役という難役でありながら、振り幅の広さと多彩な表現力で多くの視聴者をくぎ付けにしたからなのです。
『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』© SLL Joongang Co.,Ltd all rights reserved. U-NEXTにて独占配信中
『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』は、『ザ・グローリー』の強烈ないじめ役で注目を浴びたイム・ジヨンが主演を務めたことでも話題を集めました。イム・ジヨンは、奴婢(ぬひ=朝鮮時代の使用人)であるクドクを演じます。その彼女に恋をした両班(やんばん=朝鮮時代の貴族)のソン・ソインを演じているのがチュ・ヨンウです。主人から、すさまじいまでの仕打ちや無慈悲な扱いを受け続けてきた奴婢クドク(イム・ジヨン)は、ある日逃亡を図ります。身分違いの恋は許されるはずもなく、彼女を守りたい一心で、ソン・ソイン(チュ・ヨンウ)は、両班の家を出て芸人として生きる道を選びます。一方の奴婢クドク(イム・ジヨン)は、偶然の出来事から両班の令嬢、オク・テヨンとして偽りの人生を歩み始めることに。秘密を抱えたヒロインが、階級を乗り越え、誇り高く波乱万丈な人生にどう立ち向かうのかを描いたこのドラマで、チュ・ヨンウは、オク・テヨン(イム・ジヨン)の夫役も一人二役で巧みに演じ分けます。困難が降りかかろうとも一人の女性を守り続ける姿に沼落ちする人が続出したのも納得のロマンス時代劇なので、ぜひご覧ください。
Netflixシリーズ『トラウマコード』独占配信中
そして、『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』とは雰囲気も一転し、フレッシュなフェロー役を好演したことで話題を集めたのがNetflixシリーズの『トラウマコード』です。主演は、『宮〜Love in Palace』の皇太子役で大ブレイクし、『キングダム』や『ハイエナ』など、数々の話題作で知られるチュ・ジフン。国境なき医師団の元メンバーで、紛争地域で活躍した経歴を持つ天才外科医ペク・ガンヒョク役を演じます。荒っぽい性格ながらも、重症外傷センター長に着任すると、名ばかりの重症外傷センターを高度な医療スキルで建て直していきます。
そのペク・ガンヒョク(チュ・ジフン)と重症外傷センターでバディを組むのが、ヤン・ジェウォン役のチュ・ヨンウなのです。3代続く医者家系で、医大に主席入学したエリートフェローながら、重症患者の前では動揺してしまうという頼りなさのあった彼が、ペク・ガンヒョク(チュ・ジフン)に鍛えられながら成長していく痛快医療ドラマは、全8話。テンポも良くて、あっという間に一気見できちゃうのもおすすめポイント! 一途に一人の女性を守り抜く時代劇から初々しいフェロー役の医療ドラマ。どちらもチュ・ヨンウの魅力がたっぷりですが、今年は、『広場』、『ギョヌと仙女』という2つのドラマも放送予定という超売れっ子ぶり。次回作でどんな演技を披露してくれるのか、今後の活躍から目が離せません。
【PROFILE】
韓流ライター 橋本嘉美
「冬ソナ」時代から韓国ドラマを見始め、「私の名前はキムサムスン」でヒョンビンにドはまり。以来、イケメン俳優たちの成長を見続けて早20年ですが、これまでに見たドラマや映画、バラエティは数百本以上。韓国俳優たちのファンミフリークでもあるので、彼らの素顔などもご紹介していきます。
text:YOSHIMI HASHIMOTO
2025.05.06