木内酒造の創業は江戸末期の1823年(文政6年)。庄屋として水戸藩に年貢米を上納していましたが、その余剰分から酒を醸造し販売したのがはじまりです。その木内酒造が、常陸野の食材をふんだんに使い、これまで培ってきた醸造発酵技術を一皿一皿に盛りこんだイノベーティブフレンチを提供するレストラン「母屋(おもや)」を2025年2月14日に開業しました。趣のあるレストラン「母屋」は、昭和初期に建てられた木内酒造の母屋をリノベーションしたもので、地域に根付いた木内酒造の酒造りと常陸野の食を愉しむ空間として生まれ変わったのです。

食材には、飼料からこだわった茨木県産の銘柄豚や銘柄牛、常陸野の大地で育まれた旬の野菜や、港から仕入れる魚介類を。食事を彩る器には、笠間で活躍する陶芸家の作品を多数取り入れながら、醸造発酵技術と素材の味わいを存分に引き出したコースメニューが堪能できます。また、木内酒造の希少な古酒や日本酒をメインに、クラフトビール、ウイスキーなどを豊富に取り揃えているため、お食事と合わせたペアリングも愉しめます。

「母屋」では、国内外のシェフを招き、茨城県産の食材と木内酒造の酒を取り入れた特別コース料理のイベントも不定期で企画・実施したり、2024年に運行を開始した「バーバス常陸野」ツアーでも、「母屋」での食事を含むツアーコースが追加される予定とか。春のプチ旅行のお出かけに、日本ならではの中庭を望む景観と、歴史を残した趣のある空間「母屋」でゆったり過ごしてみませんか?
店舗名:母屋(おもや)
所在地:〒311-0133 茨城県那珂市鴻巣1257
営業時間:12:00一斉スタート/18:00一斉スタート
TEL:029-298-2550(完全予約制)
定休日:火曜・水曜
座席:1F 14席、2F 8席(全22席 ※全席テーブル席)個室あり
木内酒造株式会社
https://kodawari.cc
text:YOSHIMI HASHIMOTO